最強少年、最凶少女4

綱吉がなんとか思いだそうと頭を悩ませている間、彼女ー雲雀恭弥は何も喋らなかった。

雲雀にとって周りの視線など気にはならないらしい。堂々としている。
見事な黒髪。それに対比する白い肌。顔は精巧に出来た人形のようだ。
俺たちは美人は見慣れてるけど、ちょっと普通の人には刺激が強すぎるかな?
雲雀はクラスをゆっくりと見回している。誰かを探しているかのように。

あっ、目があった。

ゾクッ。

整っているが意志の強そうなその目を見た時、綱吉の超直感が彼に告げた。
山岡を殺ったのは間違いなくあいつだと。
…実際、山岡は死んでないのだが、綱吉の中で彼は既に故人なのだ。
「十代目。あいつ、十代目のことずっと見てるんすけど」
静かなクラスに獄寺の声はよく通ったが、生徒たちは反応しない。
雲雀の美貌がよほどの衝撃だったのだろう。
今は『ダメツナ』を装ってる場合じゃないから、有り難い。
「獄寺君、大きな声ださないでね。…山岡、あいつに殺られたみたい」
間違いない。
あれは見た目とは程遠い強者。

「な…っ」
小さな驚きの声をあげてから獄寺が警戒態勢に入る。
雲雀を見返しながら綱吉も警戒態勢を取った。

 4end

雲雀さんが未だ一言も喋ってないです。(ワォ!)
次回は多分彼女にも台詞あるかと。
(07/01/23)

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